私は探偵業を営んでいるのですが、相手に内容証明を送る為に相手の住所を調べたいというご相談を頂くことも多いです。
夫や妻の不倫相手に対し、配偶者ともう会わないで欲しいことを相手に伝える為や、不貞行為の慰謝料の支払いが滞り、支払を求める為、また、金銭を貸した相手が返済に応じず、返還請求の為など、様々なケースで内容証明郵便を送る為に住所を調べたいというご相談です。
実際に内容証明郵便を送ったことにより、相手がこちらの要求を受け入れ、トラブルが解決したというお話しも聞きます。
では、内容証明郵便とは一体何なのでしょうか？
ごく簡単に言えば、 「どんな内容の手紙を、いつ相手に出したか」ということを郵便局が証明してくれる郵便物だと言えるかと思います。
貸金の返還請求を相手に伝えても、電話や口頭では相手に知らないと言われればそれまでです。
普通郵便で手紙を送って意思を伝えても相手が受け取っていないと言えばそれまでです。
このように、相手にこちら側の意思、要求内容を証拠として残しておく必要性があるとき、また手紙を送った日付を証明することが重要になる場合には、この内容証明郵便が非常に有効な手段となりえます。
では、内容証明郵便を送るにはどうすればよいのでしょうか？
複雑な事案であったり、裁判を見据えた事案などの場合は、法律の専門家にご相談され、専門家に作成、郵送してもらうのも一つの方法ですが、だからといって専門家しか送れないというわけではありません。
内国郵便約款で決められている書式、送り方に則っていれば、一般の方でも自分で作成し、郵送することができるのです。
当社にも時々、どうやって書けばよいのか？というご相談を受けることもありますが、当社では郵送する為の相手の住所を調べることはしておりますが、法律の有資格者ではありませんので詳しくなく、作成代行も行っておりません。
そこで、そうしたご相談者に対し、また、これから内容証明郵便を自分で送りたいという方の為に少しでもお役にたつ情報をと思い、私自身の後学も兼ね、このサイトを立ち上げ、基礎的なことをまとめてみました。
記載内容は、できるだけ正確性を心がけて記載しているつもりですが、なにぶん専門家ではありませんので、このサイトは単なるきっかけとしていただき、ご自身で内容証明郵便を作成される際には、事前に専門家や関係各所によくご確認、御相談の上、ご利用いただきますようお願いいたします。